市民の皆様には、日頃から市議会並びに市政に対し、深いご理解とご協力を賜り、心から感謝を申し上げます。
去る5月18日の臨時市議会におきまして、議員各位のご推挙を賜り、佐世保市議会の第44代議長に就任いたしました。
誠に身に余る光栄であり、その職責の重大さに身の引き締まる思いであります。
就任にあたりましては、公明正大な議会運営に努めますとともに、常に市民の皆様の立場に立った市政に取り組み、本市発展のため誠心誠意努力いたす所存でございますので、何とぞ皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
さて、地方自治体を取り巻く環境は年々複雑化しており、また、人口減少や少子高齢化が今後も続くことが想定される中、今後の行政運営は一層厳しさを増していくものと思われます。本市においても、地方分権の進展への対応や人口減少社会の課題を克服するための地方創生への取り組みなど、喫緊の課題が山積しております。
地方創生の推進に向けた官民連携や連携中枢都市圈の形成に向けた取り組み、前畑弾薬庫の移転・返還をはじめとする港のすみ分けや自衛隊による崎辺地区の利活用などの基地問題、石木ダム建設の促進、統合型リゾート(IR)の推進、国際戦略の推進、そして人口減少による税収等の減少に伴う財政問題など、市当局と一体となって推進すべき課題が数多くございます。
このような状況の中、二元代表制の一翼を担う議会といたしましては、市民生活の安定と福祉の向上を基本に置きつつ、議決機関及びチェック機関としての基本的役割を十分に果たしながらも、議会としての政策立案や調査能力等を高め、行政に対し高度な提言を行い更なる効率化を果たしていくなど、当局との協働体制を基調としながら、行政施策の推進を積極的に支援してまいりたいと考えております。
そして、私どもが、このような重要な時期にこの名誉ある職に就任いたしました以上、その使命の重大さを十分に自覚し、議員各位のご協力を得ながら、市民の皆様方の負託に応えるべく、議会の権能を最大限発揮するよう努力を重ねてまいる所存でございます。
どうか、市民の皆様におかれましては、今後なお一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、就任のごあいさっといたします。
