最近よく、「変化」、「改革」という言葉を耳にしたり、目の当たりにしたりします。
時代の変化、価値観の変化、さらには、新しいものへの改革、流れに沿った改革など。確かにハード面にしろ、ソフト面にしろ、形があるものに対しての人の思いというのは、かわっていくものです。
その場合、形を維持するのか、変化を求めていくのかの判断が重要であると思いますが、同時に、それに伴う行動も大切なことだと思います。そのような中で、現在私たちが置かれている地方の状況は、大変革の時代だといわれています。
私たちの街「佐世保」も明治35年の市制施行以来100年の時を刻み、歴史の波の中で先達はさまざまな障害を乗り越えて、今日の街の基礎を築いてこられました。
道路、公園、港、さらには他の地域へのアクセスなどまだまだ不十分とはいえ、一応の体をなしてきていると思います。特に市制施行100年を契機として、駅周辺の再開発をはじめ、町の再開発、さらには文化、体育施設なども着々と整備が進んできております。もちろん、これらのことについては今後も、市民のニーズ、将来の地域のあり方などを念頭に置き、整備を続けていかなければなりません。それと同時に、今、強く求められているのは私たちの郷土、「佐世保」を取り巻く地域に対するわれわれ市民の意識の高揚です。
「佐世保」の姿を再認識する努力を今こそ惜しんではいけません。
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